改善点を見出すゲレンデ調査
現状の問題点は滑走しなければ見えてこない
2014/1月 現状把握のため、滑走してみました。
ナイターゲレンデ。
日中とは全く違った景色が浮かび上がります。ちょっと幻想的であったり。。。
夜になると、瞳孔が開き、少ない照度でも見えることは見えますが、安全性はどうなんでしょう? 照明が当たっている場所とそうでないところの明暗がはっきりと分かれ、スポーツを楽しむうえで安全とは言えない環境です。これはこの写真のスキー場だけの問題ではありません。
照度計で測定してみたところ、明るいところで300ルクス、暗いところで20ルクスくらいでした。
今後、LED化が進む中で、この問題をどうクリアにしていけばよいのでしょうか。
① 安全安心を第一に考える
② ナイターの雰囲気を考える
③ 演出効果を考える
④ 明るいゲレンデを作る
来場者は年齢も性別も目的も様々です。技術も違えば、スキーとボードに分かれます。下の写真を見て皆さんどう感じますか?まだまだ考えると出てきそうですが、照明を切り口とした場合そう多くはないように思います。そして、①~④の全てを満たす必要があるのです。
この現状は、スキー場のナイター化が一気に進んだ1980年代~1990年代の約10年間に建設されたものがほとんどで、おおよそ20年から30年が経過しています。そのすべてが水銀灯の1000Wもしくはメタルはライドランプの1000W。安定器もすでに寿命を迎え、ランプを新しいものに交換しても当初のような明るさは出ていないのが現状です。
明るさが暗くなったことに対して、普通の人は気づきませんし比較するものがないから何も感じることはないですが、もうちょっと明るければいいのに・・・ と思うスキーヤーはいると思います。
さて、照明もLED化が進みナイター照明のLED化を検討した場合、どんな問題に直面し、何を検討しなければならないのでしょうか? 少しずつその紐を解いていきます